鍼灸師の本音トーク

【鍼灸師の本音トーク】気は送るのか、導くのか?【東洋医学健仁会】

東洋医学健仁会で蔭凉寺に集まった時の会話を文字に起こしました。
臨床歴30年以上!命をかけて鍼灸をしてきた先生方の本音トークです。
鍼灸師向けの話ですが、一般の方でも面白いと思います、それではどうぞ。

先生A「しかし経絡の流れに沿っていくときのあれは、気を送るんかな?あれ、それとも自分で意識として気を導いていくんかな、自分の意識で。どっちやろ?」
先生H「いや、きっとね、術者としては送ってるとかでは、そいなもんはないんです。」
先生A「手応えだけやろ?僕も手応えだけやと思うんやけど、本来は」
先生H「そう、僕もそやから、打って、切皮で持ってるときに、鍼をもってるときに、ああって思った時には流れてるんです、こうツボの流れで。それがどの辺の反応で流れてるかは感じ方が違うだけで。そん時に僕は、別の人間やったらこのへんでこうやって見てる時に、通ってくる時にわかるんで、ああ来ましたって」
先生A「ああ、言うてるな自分。自分はもう全然違うって。だから自分の話は普通のやつにはわからんと思うねん、いつも言うけど。」
先生H「でも、それしか説明のしようがない」
ーーーーーーー中略ーーーーーーーーー
先生A「さっきの話やけど、M先生はどんなふうにやってるの?手応えやらでやってるの?、自分で意識で気を動かしていくの?」
先生M「無意識!」先生H「気合やね、なおるのよ!(小声で、筆者の方を見ながら)」
先生A「I先生前と違うて、自分の意識で動かしてはるようなイメージがあるんやけど。そんなふうに感じるんやけど。」
先生M「I先生は無意識と言われているけれども、やっぱり意識的にもできる人だと」
先生A「なんかこうやって気を動かしてはるようなイメージがあるんやけど、見てると。だからああやって意識して気を動かせるさかいに、使うツボが少なくて済むようになってくるんやと思うねん。僕そう思って見てるんやけど」
先生H「あのね少ないのと、効果が長い」
先生A「うん、そうやねん。気の通り道がなんていうの?溝掃除みたいな形になって通りやすくなってるから」
先生H「そうそう」

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